校長室より

 4月1日

 新年度スタートにあたって 

  生徒が安全で安心して授業や学校生活を送れるようにするために、プラスなることは何でも
取り入れ、実践していきたいと考えています。
 本年度もどうぞよろしくお願い致します。

 主な取り組みとしては,小中連携をさらに継続、発展させ、その中で学力向上にも活かしてい
きたいと考えています。

 具体的には、小学校から中学校へ進学するにあたり、その中間的な内容を6年生のときに
体験授業として学んでおくことは、中学校の学習にスムーズに入っていけると思います。
中学校の体験入学の中で実践していきたいと考えています。


 ・複数担任制の取り組み
 学級担任を二人で行う、「複数担任制」を行いたいと考えています。様々な角度から生徒を
見ることによって、生徒の個性を尊重することができ、生徒や家庭で抱える教育課題にも対応
しやすくなると思います。初めての試みですが、生徒に関わる教師が親身になって考える姿勢
さえあれば、倍の教師力を発揮すると思います。

 様々な教育課題がありますが、生徒が安全で安心して学校生活が送れるように、保護者の
皆様のご理解とご協力をお願いしながら、学校を運営していきたいと思いますので、叱咤激励
をよろしくお願い申し上げて、新年度の挨拶とさせていただきます。 


  5月1日
 

インターネットの世界に潜む危険について

 インターネットの世界では、想像もできない危険がいっぱいあります。ボタンをクリックしただけで、
契約したようになっていて高額の料金を請求されたり、また中高生をねらった犯罪にもつながって
います。また、ラインという友達同士でのトラブルの原因になるようなメールも問題になっています。

 このような問題は利用者が十分注意し、確実に安全を確認してから利用することが大切です。
しかし、安全が確認できるかどうかは大変難しいことで、その判断力は中学生には少し難しい部分
もあります。
 そこで、本校では、原則として、ネットや携帯電話でのメールやラインと呼ばれるやりとりは禁止
したいと思います。
保護者の責任において、安全が確実に確認できれば、必要な案件については有効活用してください。
 様々な情報が氾濫する中で、活用する側がしっかりとした情報セキュリティと呼ばれる対応策を
しっかりと学習していかないと情報化社会の中で取り返しのつかない過ちを犯しかねないと危惧し
ております。
家庭でのご理解とご協力をよろしくお願い致します。


 6月1日

いじめ問題をはじめ、中学生の問題行動について

  「いじめ防止対策推進法」が成立し、国をあげていじめ問題について取り組むことが決定しました。
わたし自身もいじめ問題に直面し取り組んできました。その都度、いじめ問題については生徒全員に
真剣に考えさせ、実際に起こった事件を授業で取り上げて二度とこのようなことを起こさないようにする
にはどのようにすればよいか考えさせてきました。ところが、教室で考えるのと、実際日常生活の様々な
場面で事案に向き合うのとでは、雲泥の差があることは確かです。自分ではいじめはいけないとわかって
いても、自らの言動の中に、相手を傷つけたり、いやな思いをさせていることは多々あると思います。
  そこで一番大切なことは、実際に自分の行動や態度を常に振り返って、反省をすることができるか
どうかです。そのような反省するところが見られない人を、実は一番問題にしなければならないのです。
  常に謙虚に自己反省をしながら、自分の言動に責任をもつという姿勢をしっかり義務教育の段階で
身につけさせなければならないと日々感じています。
 それは、日常の学校生活の様々な場面で指摘し、指導していくことができることです。そのためには、
まず教師自らが人権感覚をしっかり身につけ、周りから信頼される人間にならなければなりません。
人権感覚というのは、一人一人の生き方そのものが表れてくるものだと思います。
だからこそ、今一度、日々、襟を正して、生徒に真剣に向かい合わなければならないのです。
いじめや生徒の問題行動は教師自身が生徒に向き合う姿勢で大きく改善されることだと信じて指導に
あたっていきたいと思います。

 7月1日

部活動を通して得られる貴重な体験

  運動部の総体、吹奏楽部のコンクールと3年生にとっては最後の大会を迎えました。どの部も顧問の
先生やコーチの指導のもと熱のこもった練習をしています。
 早朝より大きな声が学校全体に響き渡っています。一人一人の声が、その部だけでなく学校全体を盛り
上げているのが伝わってきます。本当に真剣で本気を出している取組は大きなエネルギーを生み出すもの
だと感心します。
 その中で、少しでも自分の力が全体の力になることを目標にして頑張ろうとしている気持ちが、将来の自分
の生き方につながっていくものだと思います。
一生懸命に頑張っている人は、これからの生活の中で何事にも目標をもって頑張れる人ではないかと思います。
結果がすぐに出るものではありません。 しかし、ひたむきに取り組んだその努力は、これからの人生の中で
必ず生かされる場面が出てくるはずです。今しかできない貴重な体験です。結果を気にせず、チームの中で
自分ができることを今一度考えてみて、そのできることを確実に実行していけば、自ずと納得のいく結果が
でてくると確信しています。
自分を信じて、チームメートを信じて、しっかり地に足をつけて大会に臨んでください。
最後に流す涙は、一生心に刻まれ宝物になるはずです。

  

 8月1日

夏季休業中、特に安全教育について考える

  何事でも一つ一つのことを丁寧に、確実に、そして安全に配慮して行うことができる生活習慣を身につけて
いくことは、真に大切なことだと痛感します。早くせっかちにやろうとするとミスも多く、早くやり遂げたつもりでも
結局のところ時間がかかることが多々あります。私が考えている安全教育とは、このような毎日の生活習慣の
中で、一つ一つのことを正確にかつ安全にやりとげる習慣を徹底的に身につけていくということです。毎日の生活
の中には、危険がいっぱい潜んでいます。例えば、包丁で食材を切っているときに、手を滑らせて足下に落ちて、
足に突き刺さるということもあり得ます。実際、私の友人も同様の怪我をして足の神経まで痛めてしまいました。
張り切って料理をつくろうとしていたときに、あわてていて起こった事故でした。では、そのようなことが起こらない
ようにするにはどのようにすれば良いのか。それは日々、安全確認をしながら物事に取り組む習性というか、無意識
のうちにそれができるように訓練し習慣化することだと考えます。
 学校生活の中で、安全確認や安全管理を常に意識しながら作業をさせることを徹底していくことが、落ち着いて、
じっくり考えながら物事に取り組むことができる生徒を育成する最善の方策だと考えます。そういった取組が、
ひいては、まわりの人に対する接し方や生き方にも表れ、人を大切にする心や規則をしっかり遵守することができる
人格を育てていく基礎になるものだと強く感じています。わたしが常に生徒に言っています「自己安全管理」ということを、
一生涯にわたって常に念頭におき、幸せな人生を築いていってほしいです。


 9月1日

体育大会の練習を通して

 日本の義務教育の中で体育大会はとても大きな意義を持つ行事であると思います。集団で行動する基本的な生活習慣はこの
小学校からある運動会や中学校の体育大会の練習で身についてきたものだといっても過言ではありません。私は教師になって、
集団を動かすときの号令のかけ方や生徒の指導についてはこの体育祭の練習を指導する中で学びました。それほど、教師に
とっても大切な取組なのです。みんなで協力すること、集団規律を守ること、これは学校教育の中でしか身につきません。
そういった目的もしっかり持って、生徒の指導にあたっていきたいと強く感じています。
 男子は体操、女子はダンスと集団の美を追求する中で自分の責任や役割をしっかり果たしてほしいと思います。よりすばらしい
ものを創り上げることの努力の中から学ぶことは計り知れません。
 終わったときに達成感と充実感が心に刻まれるような体育大会にしていきたいと思います。


 10月1日

文化祭に向けて

 文化祭に向けて、展示、合唱そして演劇の練習が始まりました。ひとつの目標に向かって全校生徒がまとまり一体感が味わえる
ことは、この上ない喜びであります。その感動を味わうために、生徒会やリーダーを中心に全校生徒を引っ張ってくれて頑張っています。
また、演劇や展示では担任と生徒がそれぞれアイデアを出し合い、テーマにそった表現ができるように日々、工夫や努力を重ねています。
この地道な取組みから協調性や責任感が育っていくのだと強く感じます。文化の祭典ができるということは、学校が落ち着いている証
であり、平和な日本であるからこそとありがたく感じます。文化祭の講評で私はいつも平和であることの有難さ強調します。
 特に全校合唱を聞いた時は、今もなお、戦争状態にある国々の子どもたちのことに思いを馳せながら、この感動がいつまでも味わえる
社会を形成していかなければならないと、心に刻む瞬間でもあります。全校生徒がそういった喜びを感じる瞬間にもしていきたいと思います。
そして将来社会の形成者として、たくましく育っていってくれることを期待しています。
 ささやかな文化祭ですが、一人ひとりがよりいいものを見せたいという思いは、どこにも負けないという気持ちで、文化祭を成功させたいと
思います。

 11月1日

自己目標を常にもつこと

 学校行事も大成功をおさめ、3年生はいよいよ自分の進路に向かって一直線という状況になってきました。
1、2年生はスキー学校があったり、新生徒会の役員選出や進路学習と一つ一つ目の前の目標に向かって学校は進んでいます。
そこで、自分自身を今見つめ直してみてください。自己目標はありますか? 実はこの自己目標を常にもつことが、活動意欲に大きく
かかわってきます。将来を見据えて今何をすべきか、一歩でもその目標に近づいていくように日々考えながら努力していますか。
自己目標を常に念頭において努力していると、それはやがて実現していくものです。時間はかかってもその目標を達成することが
人生をとても有意義にしてくれるでしょう。遠い目標でも、今しっかり持つことが、学生時代には欠かせない大切なことです。
どんな小さな目標でも、日々の目の前の目標でも、それを実現させていくことが、人生のやりがいでもあります。
学校生活で時間的な余裕が少し出てきた時期なので今一度、自分の目標をしっかり心に刻んで、毎日を過ごしてほしいと思います。

 12月1日

失敗から学び経験を積む

 何事でも必ず成功ばかりではなく失敗することがあります。その失敗の中にこそ、自分をさらに成長させてくれる大切なことがある
のです。例えばテスト勉強を例にあげてると、勉強方法をいろいろと考えてどのような方法が効率的で効果的なのか考えながら取り
組んでいると思います。でもいきなりその方法を見つけるのは誰しも困難です。その方法を見つけるには、いろいろと失敗し、そこか
ら工夫をして自分なりに一番良い方法を見つけていくのだと思います。実はこのテスト勉強の方法を見つける過程がとても大切なの
です。というのは、得られた知識も重要ですが、それよりもその知識をどのように身につけたか、その方法を見つける努力をすること
が本当の意味で大切なことなのです。その方法を見つけ出せる人になってほしいと思います。「学問に王道なし」とよく言われます。
 しかし、同じ時間取り組んでより効果的な取り組み方法は必ずあるものです。それが、見つけられた人は、将来様々なことに直面して
も、自ら克服していける力を身につけたと思います。今、学んでいる内容も知識として大切ですが、それよりもその知識をどのようにし
て身につけていくことができるかどうかが求められていることなのです。


 1月1日

あらためて思う、安全教育の大切さ

 新年が始まりました。年末年始に様々な事件や事故が起こっています。中には考えられないような事故があります。何も事故を起こ
そうとしている人は誰もいませんが、それが起こってしまうのはなぜか?それは、様々な要因が考えられますが、わたしはヒューマン
エラー(人為ミス)がほとんどだと思います。人間は必ず間違いを起こすものです。その間違いを最小限にするために日々訓練してい
るのです。不注意や確認ミス、管理ミスなど人為的なミスによるヒューマンエラーをなくすためにはどのような努力が必要なのか、考え
続けることが、人間社会を住みやすくしていくことになるのです。世界はまだまだ平和であるとは言い難い面が多々あります。それは、
ある意味ヒューマンエラーが原因であるのです。人類は日々努力をしてそのヒューマンエラーを解決していくことが地球の平和に繋が
ります。一人ひとりが安全教育を徹底すれば、人類は必ず平和であり、幸福になれます。誰しもそれは理解しているはずですが、それ
ができていない状況なのではないでしょうか?教育の中で、将来ヒューマンエラーを起こさないための訓練をしっかりしていくことが使命
だと感じている今日です。